~離乳食スタート~ 椅子選びのポイントは?オススメの椅子のご紹介
どんな椅子を選ぶ?正しい食事の姿勢って?
そろそろ離乳食をはじめたい。
でも、どんな椅子に座らせて食べさせようか。
選び方のポイントってどんなところ?
たくさんの椅子の中からどんな物を選んだらいいのか、迷いますよね。
食べることは、生きる力となること。
その為の椅子選びはとても大切です。
椅子選びのポイントについて、保育士の経験・学びの中からお伝えをさせていただきたいと思います。
少しでも親御さんの安心に繋がればと思います。
ー もくじ ー
・椅子選びのポイント
・NGな椅子
・まとめ
・オススメ椅子のご紹介
椅子選びのポイント
椅子を準備するにあたり、大切にしたいポイントは姿勢。
良い姿勢で食事をすることで体が安定し、食べ物をしっかりと咀嚼することができます。
足元が安定していないと、背中が丸まってしまい正しい姿勢をとることができません。
結果、よく噛むことができず食事に集中できなかったり、よく噛まずに飲み込んでしまったりと顎の発達にも影響が出てきます。
高さ調節可能な椅子を用意し、お子様の身体に適した椅子に調整をしましょう。
①足裏が床に着くもの
椅子に座らせた時に股関節・膝・足首が直角(90度)になるものがベストです。
調節可能な椅子でもお子様によっては、丁度良い高さにならないこともあるかと思います。
そんな時は、足の下に台を置いて高さを調節してください。
台はクッションのような柔らかいものではなく、しっかりと足で踏み込めるようなかたい物をご用意ください。
※保育園では、牛乳パックの中に折りたたんだ牛乳パックを隙間なく詰めた物を3,4個作り、カラーガムテープで巻いて一つの板状にして台を作っていました。
丈夫で重みがあり、便利なものではありますが手作りは大変かと思いますので、角のない木の板など既製品で代用できる安全な物をお選びください。
②座面が、平らでかたいもの
座骨にしっかりと体重が乗ることで、骨盤がグラつかず座位が安定します。
それに伴い背筋が伸びて喉が真っすぐになる為、頭も安定し飲み込みがスムーズかつ、顎をよく動かして噛むことができるようになります。
食べ物に向かう姿勢が前に少し傾き、骨盤も前傾します。
③椅子とテーブルの高さが合っているもの
腕をおろした状態で、肘がテーブルの上に乗るものを選びます。
腕の可動がスムーズになり、手づかみ食べが促進されます。
高さが合わない場合は、座面にかためのスポンジや板などを入れて調整をしてください。
NGな椅子
・足が床につかず、ブラブラしている
・テーブルが高すぎて肘を置いたときに肩が上がってしまう
・座った時に骨盤が後傾してしまう
・下半身がぴったり固定されてしまい身動きがとれない
・掃除がしにくい
姿勢ももちろんですが、食事に使用するものなので日々のお掃除がしやすい椅子を選ぶ事をオススメします。
まとめ
大切な食事に必要な椅子。
子どもの身体に合う物を選ぶ事で、これからの健やかな成長に繋がります。
正しい姿勢で座ることで、咀嚼や嚥下がスムーズになり食べ物をよく噛むことができるようになり、結果、顎の発達が促され歯並びが良くなると共に発語も促されます。
また、足元が安定することで子どもの気持ちも落ち着き食事に集中することができますので、お子様に合った椅子の調整を行ってくださいね。
オススメ椅子のご紹介
参考までに
①番の椅子は、3WAYになっており、食事以外はおままごと遊びや踏み台などにも使用できます。足元はお子様により、台などで調整が必要です。保育園ではこちらのタイプを使用していました。
②番目の椅子は、ハイチェアですので、高さのあるダイニングテーブルをお使いの方に向いているタイプです。
高さ調整ができ、いずれお子様が使用しなくなった際には、大人用の椅子として利用ができるようです。
お子様が使った思い出の椅子を残せるのは嬉しいですね。
①ロウチェアータイプ
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